2017-01-01から1年間の記事一覧
前回は比較宗教学などの話をしたので、ここでは戦後補償に関する日独比較を取り上げたい。なぜか?前の記事で私は大要以下のように述べた。すなわち、日本の無宗教について考える時、日本という狭いパースペクティブの中だけで考えると、とんでもない思いつ…
日本人の無宗教が言及される時、必ずと言っていいほど持ち出されるのはそのアニミズム的風土や多神教的世界理解である。何度となく書いているので詳しくは繰り返さないが、もし仮にその見解が正しいのであれば、古代オリエントと呼ばれる時代は多神教であっ…
人間が統治して1000万人の死者が出るのと、人工知能に統治を委ねて10万人しか死なないのはどちらがよいか。
不倫ごときで政治が動揺する北朝鮮飯ウマな社会日本。
北朝鮮の動静が毎日ニュースに取り上げられているが、ここでも言われているように、「単なる強硬策や融和政策は意味がない」。「対話を重視する」というのはいかにもハト派的対応としてわかりやすいが、そもそも北朝鮮の軍事力開発がここまできてしまった要…
片山杜秀の動画をいくつか紹介したが、天皇(制)に関するものが抜けていたので転載しておく。大日本帝国憲法の時もそうだが、彼の視点が善悪などという曖昧なものではなく、それが拠って立つシステムの必然性や合理性である点に注目したい(もちろん一般的に…
やばいのう。何がやばいって、フラグメントの内容を見ても全く説明のコメントを追加する気にならない・・・その理由は、何やら皮肉めいた書き方をしているけれども、今日では割と当たり前のことになりすぎて、記事の内容的にも表現的にも意味がないものにな…
天然のウナギと養殖のウナギを比べた場合、前者は育つ環境が異なるため個体差が大きく、後者は同じ(安定した)環境で飼育されるため個体差が少ないらしい。言い換えると、前者は体格がよくて脂の乗っているものは筆舌に尽くしがたいほど美味いが貧弱なものも…
片山杜秀の対談(実質は大日本帝国憲法についてのフリートークw)を転載したので、鈴木邦夫との対談である「考・安保法制」も掲載してみた。 読者の中には、これが二つ前の集団的自衛権についての篠田英朗と池田信夫の対談とつなげて考える人もいるだろうし…
前回は日本国憲法の話だったので、今回は大日本帝国憲法の動画を転載してみた。 昨日の記事で橋川文三、簑田胸喜(原理日本社) らに触れたわけだが、戦前の右翼思想という(彼ら自身の主意主義的姿勢と今日的なバイアスのため)整理の難しい分野をその限界も含…
篠田英朗がまとまった発言をしている動画を紹介していなかったので、この機会に転載しておく。発言はかなり明晰なので補足の必要はないと考えるが(「絶対的な真理」ということではなく、視点が明瞭に示されているという意味)、 自分なりにコメントすると次…
なかなか扇情的な題名やのう、と思っていたが、なかなかどうして興味深い内容であった。 外交というのが相手と仲良くすることではないのは言うまでもない。マックス=ウェーバーは「善から悪が生まれることはしばしばあり、それが見抜けない人間は政治のイ…
前回同じニュースを別のラジオ番組でどう報道しているかという視点にもとづき、複数の情報源の必要性を書いたが、今回は政党イメージ・政党支持・国民の動員という視点で二つの動画を掲載してみた。冒頭に転載したビデオニュースの動画は民進党代表選に出馬…
先日トランプ白人至上主義者のグループとそれに反対するグループの間で起きた衝突について、「双方に責任がある」として広範囲から非難を浴び、その後でスティーブ=バノンが辞任(実質的な解任とされる)したのは記憶に新しい。二か月ほど前、マクマスターの…
今度、友達との読書会でハートの「法の概念」を扱うことになったと書いたが、その後で私が送ったラインは次のようなものであった。 <以下引用> ちなみに法関連については個人的に三つ興味があって、一つは憲法関係。最近東京外大の篠田さんて人が日本国憲…
前に友人が読書会やろーぜーと言ってたのを、まあやれるといいねぐらいの感じだろうと軽く捉えてたら、ガチなLINEがきてアヘ焦った。 (以下引用) 以下候補。001 マルクス「ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日」 002 ホイジンガ「中世の秋」003 デカルト「…
自分が定期的に読んでいるのはマガジン・チャンピオン・イブニング・近代麻雀などでそれは気になる連載の漫画があるからだが、そうしているとふとした時に別のページに目が止まることがよくある。それで今気になっている漫画が「少女ファイト」、「妻に恋す…
ピピ美の元ネタがJKJK言ってるあのキャラだとすると、ポプ子・ピピ美がセーラー服を常に着用している(それは修羅みあるお気に入りの服を着ることさえ阻むようなdutyである)のも納得がいく。 とはいえ不思議なのは、それならなぜ彼女たちは14歳なのか、という…
「ポプ子とピピ美は百合的関係なのか」について真剣に答えを探求するなら、その原初が何であったかを考えてみればよい。すなわち、ポプ子とはやる夫であり、対するピピ美は常識的な方である。とすればポプ子とピピ美の行動及び関係性は当然のもので、ポプ子…
ポプテピピックの基調にあるのはパクリネタと投げっぱなしのニッチネタゆえにただの内輪ウケで終わりそうなところだが、なぜか読者がそこに巻き込まれるのは、ギャップの面白さとポプ子・ピピ美のバディ感にあると述べた(「クレイジー ポプテピピック アナリ…
加計学園問題に関してまあ批判・擁護・説明と色々なことが言われてきたわけだけど、そのどれもがどうもなんかしっくり来ない感じがしていた(もちろんそれを全て網羅することなんてできるはずもなく、ごく一部を聞いた上での話だが)。 批判の意見を聞いても…
昨日掲載したundertaleの記事では他者との共生(と自由意思の問題)を取り上げたが、 以下で書こうとしたのも同じである。最初の「『共感』、癒着、合意不可能性」は確か「椿談義:企業、研修、『国民性』」に続けて書こうとしたものであったはず。要は(これも…
昨日掲載したundertaleの記事では他者との共生(と自由意思の問題)を取り上げたが、 以下で書こうとしたのも同じである。最初の「『共感』、癒着、合意不可能性」は確か「椿談義:企業、研修、『国民性』」に続けて書こうとしたものであったはず。要は(これも…
結婚式で帰省した際に友人へundertaleを勧めたら、さっそくTrue Endまでクリアしかつ素晴らしい内容だったとのこと。 そのついでにここではまたundertale関連の話を小出しにしておこうと思う。この夏にPS4版などが発売される予定なので、今回もまたネタバレ…
という題名を目にした時、私は目眩で確かに世界が傾くのを感じたのであった。
なんか最近は誤爆ばっかでスマンチーニ。そして久々の投稿がこれとかね・・・まあエロスもノイズ排除も二次元も全て含まれているという点では、象徴的な記事とも言えるけれどもな(゚∀゚)アヒャ なお、元ネタがこれなだけに、フラグメントの最後の方はいつも通りと…
もうすぐDVDが発売という時期にノベルス版の話を書くのは今さら感があるかもしれないが、この作品を語る上でノベルス版独自の描写は極めて重要だと思うので、この機会に触れておきたいと思う。 ノベルス版を購入した動機は、原作では暗示にとどまる箇所が文…
酒井順子とジェーン・スーの対談「日本で男女平等は本当に望まれているのか」を読んで非常に興味深かった。たとえば、「男女平等が理想なのにそれが実現できない社会orダメな日本」といったテーマや、「そもそも男女平等は幻想である」といったテーマはよく…
ほぉい!ムッカーさんだよ!こないだも色々紹介したけど、やっぱundertaleは名曲揃いだね! 特にこのCOREとかは曲そのものがいいってだけじゃなく、昔RPGのラストダンジョンにあったワクワク感を思い出すよ!さすがmotherに影響を受けた人だね!そのえいとす…
先日undertaleを始める宣言をして二週間が経った。今全体の2/3をやり終えた感想として、すばらしい傑作であると評価して間違いない。 作者のmother好きならではだとも思うが、記録以上に記憶に残る、言い方を変えれば「好きになる」ゲームだと言えるのではな…