2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧
ダンボールを二年半ぶりに。 100冊売る 岡崎京子なんて食器棚だぜw
俺はアラクネ様を見るとつい前かがみになってしまう、そんな男だった・・・ シド・バレット著『エロスの涙』より ソウルイーターは元々狙っていることもあってなかなかにエロい、そして萌える作品である。ちなみに個人的に萌えるベスト3は 1.太陽何か声が…
ソウルイーターを見終わって四カ月。最後の締めが決まらねえとか何だかんだ言いつつここまで来てしまった。いつか考える時間も出るだろうと思っていたが、忙しさは増すばかりで待っていても埒が明かない感じがしたので、ぶつ切りにして感想を掲載していくこ…
前回の記事において、私は人の行動や評価が文脈によって変化するのは当然であるがゆえに、郁紀(主人公)の行動を全く不自然だと思わないと述べた(=交換可能性の認識)。そしてこのような評価は、郁紀が元の知覚を取り戻すエンディング(「エンド1」)が惨劇に…
先日私は、「終末の過ごし方」に関して、早くも二日目から不治の病のアナロジーを持ち出すことによって、一見すると不自然に感じられる作中人物の行動の背景(精神性)を極めて適切に説明していると述べた。 ところで、この作品における終末の設定ないしは位置…
沙耶の唄をプレイして、「これは~のオマージュだ」といった発想しか出てこないような想像力を私は軽蔑する。 もちろん、「ホットショット2」のようにオマージュに満ちていることを楽しむ作品も存在する。 しかし沙耶の唄においては、映画と違って主人公主観…
率直に言って、私は沙耶の唄が視覚的(直接的)にホラー作品として成功しているとは全く思えない。また沙耶の正体が実は・・・という認識による(セックスシーンなどでの)恐怖も、どういう意図か恋愛幻想を維持するような演出(cf.「二項対立と交換可能性」、「…
私は沙耶の唄が「恋愛モノ」だと評価される必然性を繰り返し説明し、むしろそれに驚く作者こそ内容や表現形式への自覚が足りないのだと述べてきた(「虚淵玄の期待とプレイヤーの反応の齟齬」~「異物に対する同一化傾向」)。 ところで、前にYou Tubeの動画コ…
「終末の過ごし方」をプレイして、カタストロフであってもなお、これは幸福なる者たちの物語だと言う人がいるかもしれない。 なぜなら彼らには、終末をともに過ごそうと言ってくれる人たちがいるのだから。
え、緑シナリオの話するつもりだったんちゃうの?予定が変わった理由は別の機会に話すとして、今回は「終末」の状況と作中人物の行動を不治の病で喩えてみたいと思う(余談だが、かつて「君が望むサバイバーズ・ギルト」という記事では末期ガン患者の振舞を例…
書きたいことが多すぎて、うまく回っていない。 何というか、四方八方から引っ張られて身動きが取れなくなっているような感じである。 それで昔の記事に注釈なんぞ付けつつお茶を濁してるうちに、 ますます覚書は溜まりなおいっそうまとめるのが困難になると…
職場の人間カンケーでかなりトラブってて、精神的に結構キとります。 2年前はバイトの子と正社員の間でセクハラ問題が勃発して飛ばせだの解雇しろだのという話になり(→7月のウツ状態)、昨年はベテラン職員と新人の事務がつばぜり合いをし、そして今年は俺…
しかし、だ。いくらラジオというメディアを通じてしか「暴徒」を描かないといった演出をしていると言っても、作品の側に誤解を招く要因はないのだろうか? 結論から言えば、間違いなくある。その主要因は、深刻な葛藤が描かれていないことに他ならない。たと…
このゲームを私が最初にプレイしたのは大学一年(2000年)だったが、その時点ですばらしい作品だという確信があった。 そういうわけで周囲にもコ〇ーによる布教活動(笑)をしてもいたわけだが、そのうちの一人であるSさんは、「終末」を駄作だとするネットのレ…
ブログを始めた頃のレビューには、「なぜその作品がそのように受け取られるのか?」という受容環境に対する問題意識が強く存在していた。その特徴は「君が望む永遠」や「ひぐらしのなく頃に」のものに顕著だが、最初に掲載した「終末の過ごし方」も同様であ…
そういや「痴漢者トーマス」なんてエロゲーがあったなあ・・・とか思いつつw
父親が居間で見ていた番組を流して聞いていた時のこと。印象的なオルガンの曲が流れてきてそちらに注意を傾けた。「映像の世紀」を見るようになったのはそれからだ。 なお、その曲名が「パリは燃えているか」だと知ったのは随分後になってから。その時オーケ…
7月頭に記事を書いて以来ダラダラとプレイしてまいりましたが、1月半ぶりの連休を使って何とか「学校であった怖い話 特別編」をコンプリート。 いや~、すさまじいボリュームでしたわ。途中からは攻略サイトも使いまくったのに30時間かかったし。追加ディ…
かつてYU-NOエンディング批評の前置きをしてこの記事を書いたわけだが、それは単なる批判記事にならないよう問題点(短所)を考える前にまずその意味と効果(長所)を明らかにしておきたい、という狙いがあった。これ以上の説明は必要ないと思うので、あとは原文…
先日「私的傑作PCゲームランキング」という記事を再掲し、「YU-NO」の他に「君が望む永遠」、「沙耶の唄」、「ひぐらしのなく頃に」の3作品を殿堂入りとして取り上げた。それらは何らかの形で私の認識の仕方に影響を与えたものばかりだが、その中でYU-NOだ…