ゴルゴンゾーラ×ハチミツ>魔法の白い粉

疑り深いヤツになっちゃったのは~週刊誌のせいじゃないお前のせいでしょ~♪でも、真実を知ることが、全てじゃな~い♪

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ルーン文字の由来:ヴァイキング、ラテン語、呪術化

おー、ルーン文字解説か~。ネタ的なもんじゃなくてその由来とか広がりをちゃんと説明してくれてるんで、こういうのはありがたいね。 以前、漢字の到来に絡めて英語にフランス語・ラテン語の他に古ノルド語からの借用語もあることは触れたが、ブリテン島に…

松本人志の投稿とその反応について:これが「イワシの頭も信心」てヤツか

週刊誌が報道したからって真実じゃないのは当たり前だし、被害者が発言したからって都合のいいことしか話してない可能性はもちろんある(ついでに言えば、週刊誌報道なんてものが告発のツールとして期待されるようになった背景は、テレビや新聞といった大手…

阪井裕一郎『仲人の近代』:結婚、仲人、中間共同体

「冠婚葬祭は社会的行事である」という意見に疑問を持つ人はそう多くないと思われる。しかし一方で、「どのような意味で社会的なのか?」「それはどのように変化してきたのか?」についてすぐに答えられる人は少ないのではないか。 本動画は、土葬における野…

出生率、優生学、リバタリアンパターナリズム

前回、『仲人の近代』という本を話題に出した。 この本に関しては、江戸時代への幻想、伝統にまつわる幻想や誤解、優生思想、共同体の構造とその崩壊、会社共同体とその機能などなど、このブログで取り上げてきた様々なテーマが越境的に扱われており、おそら…

うーん、この悪魔

どっからこんな箴言を繰り出してくるんだろうか? 難しい言葉使ってそれっぽく相手を納得させるのは簡単だけど、「状況を分析・咀嚼しながら、相手にもわかるよう平易にパターン分けしつつ説明する」って並大抵のことじゃあないぜ(しかもちゃんと相手を過度…

南都周遊記 二日目:龍王院

金峯山寺蔵王堂から左手に移動し、後醍醐天皇による吉野朝の残滓を見る。私は正統云々よりもむしろ、そのようなイデオロギー(cf.神皇正統記)がどのように成立したかとか、あるいは楠木正成にまつわる伝説のように、それが後世にどのような影響を与えたかの…

フラグメント248:日本・芸術・大衆化、シュガーラッシュオンライン、二級市民

前回の覚書はリバタリアニズムの問題点や愛国と権威主義などを扱っていたが、今回のはどうも244で書いた体系化・構造化の欲望や、246の日本社会論の話に立ち返っているようだ。 最初の〈フラグ、意味論、間何か、自由意思で服属〉は「日本社会は近代化されて…

南都周遊記 二日目:金峯山寺蔵王堂

奈良中心街から吉野へ移動しての初手は蔵王堂から。 修験の聖地である深き山の中にこのような開けた場所がある、というのは何とも不思議な感じがするが、落ち着いた色合いは全く違和感を感じさせないどころか、その神秘性をいや増しているように思える。 一…

フラグメント247:自由放任の悪夢、愛国と忠誠、自己の統一性という幻想

前回の覚書は、日本的自己責任論と「忍耐=美徳」観の共通点についてだった。これは、両者とも社会的悪習の隠蔽や存続を促してしまうという点で、「失われた30年」などにも絡む極めて問題の大きい傾向であることを述べている。 今回の覚書における、最初の<…

「頂き女子」の求刑に対する反応を見て思う事

いわゆる「頂き女子」渡邊真衣に対し、検察が懲役13年と罰金1200万を検察側が求刑した。殺人並の懲役+罰金ということで、一見ぎょっとするような重刑にも見えるが、この動画はそのような求刑となった背景とその妥当性を法律とその運用に基づいて説明してい…

クリスよお前もか・・・ならば〇ね、ななし!

と過激な題名を思いついたが、実際のところ獅子王クリスの卒業発表にはあんまし驚きを感じなかった。 というのも、2月にはあんまり活動してない感じだった虎城アンナが引退しており、それほどじゃないにしても、獅子王も割と似たような状態という印象を持…

ゴミボがグローバル化して歴史を説明する時代

I wanna build a paradise-like nation where all people are equal. 「全ての国民が平等な、パラダイスみてーな国を作りて~」がまさかゴミボのままに英語で動画化されるとは思わなんだ いや~でもこういうのはええね。日本での英語学習で言うと、語彙レベ…

しょーがねーだろ赤ちゃんなんだから(21歳)

番長とキャナディのあーぱートークの可愛さを、このモチモチキャラ造形が大いに増幅しとるで。 癖になって、つい何回でも見てまうなあ・・・(*´ω`*) てか「はじめ語」の破壊力やべーw 急いでる時の喋りなんて、ほぼ聞き取れねーよと(切り抜きは会話内容と…

黛灰と名越康文の対談より:Vtuberのキャラクター性と、現実の「キャラ的人間関係」

「ドキドキ文芸部」に絡めてコミュニケーション(不全)のことを書いたので、随分前に書いて放置状態となっていたVtuber黛灰と精神科医名越康文の対談に関する記事を上げておこうと思う。というのも、以下で述べていることは、なぜ自分がVtuberのキャラクター…

BBCリバイバル:黒×白のエロスは時を超えて世界に広まった

うーむ、やはりこの白と黒のコントラストが素晴らしい・・・ かつて国立前期試験を受けた後、帰りの飛行機に間に合わず泊まったホテルの有料チャンネルで見たのが白人×黒人のbattleで、そのあまりのエロスにこちらも抜かねば不作法というもの・・・とばかり…

南都周遊記 二日目:吉野への道

グッモーニン~。奈良遠征二日目の朝でございます。てかこのエントランスって、夜見ていい雰囲気だなと思ったけど、朝もこんなに爽やかな感じになるとは、予想外じゃったわ。こっちに来ることがあったら、またここに泊まりたいものね(*´ω`*) では、早速モー…

ドキドキ文芸部とウーマンコミュニケーション:あるいは距離感のバグった対人関係と抑圧について

こないだの宣言通り、「ドキドキ文芸部」(無印)をとりあえず一周完了。 今回は深刻なネタバレはしない範囲で書くと、この作品の根幹にあるのは、「恋愛ADVのキャラクター性」だと私は思う。その設定や思考態度というものは、メタい発言をすれば、「短期間で…

「アナーキー」な室町時代の様態から見えるもの:自力救済・法の重層性・湯起請

以前紹介した『喧嘩両成敗の誕生』の清水克行と落合陽一の対談動画が出ていたので掲載しておきたい。元々、呉座勇一が嘉吉の乱に関する動画を出していることに関連し、清水の足利義教時代の統治に関する動画を紹介するつもりでいたが、こちらが先に出たので…

全く興味がないものに対して

「自分はそれに全く興味がない」と表明するのは、賢明な行動とは言い難い。 というのも、それが全く悪意なき事実であったとしても、ニュアンスとしては「拒絶」だと受け止められがちだからだ。 ただ、興味があるフリをするのはこちらが疲れるし、相手も大抵…

フラグメント246:日本的自己責任論と「忍耐=美徳」観の共通点

243が因果応報とかヨブ記で、244が体系化の欲望、245がAIの「奴隷」みたいな話だったのからすると、今回のはだいぶ具体的というか狭い世界の話でテイストが変わったな。まあ題名は明らかに『日本・現代・美術』から取っているので、芸術系の話とはリンクし…

カンボジア遠征計画着々と進む

年度末の寒さと忙しさで健康がアベシ状態ながらも、とりあえずカンボジアの往復航空券はゲットしてホテル予約は完了し、自分をポイントオブノーリターンに追い込むことには成功した。あとはe-ビザを申請するだけやね・・・とかやってると4月の中旬とかなりそ…

イギリス、紅茶、アヘン:あるいは嗜好品が不全感の穴埋めをする未来について

おかしな武器の製造や紅茶狂はしばしば「英国面」としてネタにされるが、イギリスが茶の栽培を清朝からどう「盗んだ」かについては、そこまで知られていないように思われる。 この動画は、まさにその契機となったロバート・フォーチュンという植物学者が産…

何でもかんでもみんな~交換可能な存在~♪

いつだって、忘れない、エジソンは、エロい人~そんなの常識~(・∀・)なんて懐かしい歌(難聴)はさておき・・・ いや~キルシュトルテはんの毒舌乱舞見事やわ~。裁く側のかなえ先生もニッコリしながら フリしてどんどん風を送り込んで炎が燃え上がってるし…

フラグメント245:AIの「奴隷」、ロシアとジャイアンリサイタル、学校であった怖い話

今回の覚書は3つとも何に繋がっているのかが自分でもトレースしやすく、1つ目の<舟木亨>は2019/01/01に投稿した「自由意思でAIの『奴隷』になっチャイナよ!」の元になったもの。 要するにAIが人間を支配するディストピアを云々みたいな話があるけど、…

なぜVtuberが流行るのか?:日本におけるコンテンツ産業とメディアミックスの構造

これは「なぜVtuberが(特に日本で)流行るのか」という題名の動画だが、日本におけるアニメ業界の起こりと構造的特徴から来るメディアミックスを頻繁に行う背景、またアメリカや韓国との作品制作の構造の違い(ある種の職人気質が温存されやすい要因)などが述…

フラグメント244:体系化の欲望、情欲の奴隷、自己犠牲

体系化の欲望を客体化・相対化するという点ではヨブ記や因果応報の話を取り上げた前回のフラグメントと同じだが、それにしてもなぜ2018年の12月というタイミングはこういうフラグメントが多かったのかと疑問に思い過去のログを見返したら、「騎馬で芸術沼に…

毒親、モラハラ、ユニコーン:あるいは他者への暴力的コントロール欲について

他者を直接的にも間接的にも「所有」することはできない。正確に言えば、かつて奴隷=人間の形をした「物」が世界に溢れていた時、そのような現象は当たり前に存在していたが、少なくとも近代に生み出された人権の概念=共生の作法はそれを否定しているので…

フラグメント243:因果応報、ヨブ記、世界像

かつての覚書を振り返っていると、一体あの時どういう心境でこれを書きとめたのだろうかと不思議に思うことがあるが、ただその内容を吟味してみると、むしろ最近まとめた記事の根底にある発想が数年、あるいはもっと前から存在し、それが偶然ある作品や動画…

漢字の到来と古典の学習について:現在から遡行するというアプローチの重要性

日本における大きな言語的変化と言えば、おそらく漢字の伝来と欧米文化の到来の二つが想起されるのではないだろうか。しかし実際には、漢字の伝来にもいくつかの「波」が存在し、それが日本における漢字使用の複雑さと豊かさを構成していることについては、…

フラグメント242:文書行政、MRI、ストレートネック

今のスマホを買ったのが2018年6月だが、覚書をちょいちょい記録しているうちに755件も溜まってしまったので、君死に給わぬうちに即ち放出してみんとてするなりと。ちなみに3件ずつまとめても250以上になるという事態で、2日に1件書いても1年以上持つとかもう…