今日はやる気が0ケルビンだった。
二年半仕事をやっていて、ここまで仕事をする気が起きなかった事はないだろう。あまりにひどいもんで、今まで先送りにしていたやるべき事を徹底的に書き出して何も考える余地がないくらいに予定をつめたら、いつもより仕事がはかどった程だった。
それでも最後の一時間半はネタ切れになって残り時間をひたすら気にしながら椅子に座っているやうな感じで過ごした。定時になった瞬間に帰る準備を開始し、韋駄天のように会社を脱出したことは言うまでもない。しかし、仕事へのパッションは死んでいても身体は元気だし時間も余っているしでふらふらと本屋に寄る。そこで色々と立ち読みした後飯屋へ。立ち読み→勃ち読みというありきたりな変換ミスを嘲笑っていたら、一昨日の「モロッコ」と接続して以下のようになった。
<R=ラーハルト F=フレイザード>
R
こないだ発明したモロッコて呪文な、いったいどんなシチュエーションで使うんや。単なる趣味の呪文ちゃうの?
F
そーでもないぜ。例えば(ドラクエ3の)男武道家は装備が貧弱で終盤は大変だが、女武道家なら「魔法のビキニ」を装備できるがゆえにけっこう楽になる。ことほどさように、使い道はikurademoあるぜ。
R
あーあ。俺そんな普通の答えは期待してねーんだけどな。お金が有り余る終盤で全員に「あぶない水着」を装備させんがために、とかもーちょっとエスプリがほしいところやね。
F
アッホウが!変化球しか投げれない奴ほどゴミな存在がいるだろうか、いやいない。ストレートあっての変化球よ。
R
ふーん、そんなもんかねえ。ところで、お前は強くさせるために武道家にモロッコを使用すると言ったけど、個人的には打たれ弱い女武道家って超萌えると思うのよね。
F
ふん、青いな。俺に言わせれば「女戦士+刃の鎧」に勝るものなしだ。
R
そりゃまあ魔法のビキニと一緒で強くはあるけどさあ…萌えってそーゆーもんじゃないでしょ。
F
ほんとお前はロチャニがベラルゴしているなあ。よく考えてみろ、女戦士と言えばどんなキャラとして描かれるね?
R
ん~、ツンデレだわな。
F
せやろ。それを装備に適応すんねん。
R
回りくどくてわからん。
F
だから、あの吊り目+刃物だらけの鎧の下には柔らかい体があるわけやろ?その二面性がまさにツンデレという精神性そのものやないけ。これぞまさに名は体を表す。
R
いや用法が全然間違ってるから。まあ要は装備が内面を表象しているって言いたいわけね。ん、待てよ……よく考えたら中身も柔らかくないだろ。絶対ムキムキやで。
F
まあそこは鎧と比較した場合の相対的な基準じゃけんあんまり気にせんといてや。
R
あーね。あともう一つ気になるのが、最近のツンデレってツンツンしてたのがいきなりガラっとデレるよりも、ツンツンしている時点で裏側には好意があることも見えているという、言わば過視的ツンデレが増えつつあるように思えるのだけど。かるま龍狼の「ツンデレの果てに」とかはその最たる例じゃね。
F
ふーん、何ていうか二項対立的ではなくなっているのね。ま。キャラというのはわかりやすさへ向かいやすいんじゃろうねえ。まあいいさ、仮に俺の言ったのが古いタイプのツンデレならば、むしろドラクエ3というレゲーのキャラには相応しい気がするし。
R
変態ズムここに極まり。結局こうして全てが正当化されるのでありました。
とまあこんなやり取りを思いついたわけで、ニヤニヤしつつのたくりつつ、家に帰ったのであった。ああ、明日はもう少し人間に戻っているかしら…