
聖ヤコブ教会に足を踏み入れると、そこには静謐で美しい空間が広がっていた・・・
で、美しい祭壇とステンドグラスの反対側には、壮麗なパイプオルガンが鎮座していた。パイプオルガンと言えば、思い出されるのは中学校の時に聞いたバッハとGod of Decadanceで、今回は何とはなしに後者の崇高な破滅の音色が頭の中で流れ始めた。

もう少し引いた視点で撮影。何というか、全体としての完成度が圧倒的だな。こんな空間で「天」から極上の音色が聞こえてくるのであれば、それはもう大層人を魅了するに違いない。
というのも、


反対側はこれだからね。装飾が新しくていささか「安っぽい」印象もあるけれど、


この圧倒的な異界感に比べれば些細なことだ。
こういうのを見ていると、教会というものはそれ自体が一つのミクロコスモスなのだということを改めて実感させられるね。