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疑り深いヤツになっちゃったのは~週刊誌のせいじゃないお前のせいでしょ~♪でも、真実を知ることが、全てじゃな~い♪

「げんしけん」などへの嫌悪感の源泉は?

もう二年近く前ですが、自分の記事が「オタク嫌い」のように受け取られ、「私はオタクを批判しようとしているのか?」という釈明を書いたことがあります。

話が回りくどくていらいらしながら読み直したのですが、要は「オタクを批判したいのなら彼らを嘲るような批評の書き方をするだろう」ということのようです。その内容にほとんど説得力を感じることができませんが、具体的な考察がまるでなされていないのが原因だと思われます(※)。そのあたりについて、安易な一般化を避けて具体例を積み上げつつ考えてみましょう。ただし、そもそも「オタク」とは何かを論じても迂遠なので、何かそれに関係がありそうだと思うものをずらずら挙げていきます。


まず、私は「げんしけん」が嫌いです。試しに漫画を読んでみてイライラし、すぐに読むのをやめたことが二回ほどあります。しかし、例えば「ヨイコノミライ」を全面的に肯定はしません(あの閉じた世界の描写は秀逸ですが)。kanonで普通に感動できるユーザーは嫌いであり不可思議でもありますが、これはオタクが嫌いというより条件反射のように感動する人間が嫌いと言ったほうが正しい。「一騎当千」も嫌い。私はこの作品をまともに見たことがなく、それゆえにこれは毛嫌いに過ぎないのですが、逆に言えば毛嫌いだからこそ考察に値する興味深い題材と言えます。自分の特殊な来歴からか、そんなにエロを求めるならエロアニメ見るかエロゲーやればいいじゃんと考えるため、中途半端にエロを強調する作品が欺瞞に満ちていると感じることが主な原因の一つでしょう。


こういった風に考えてくると、単に「オタクを批判している」とか「同属嫌悪」といった答えで結論付けてしまうのは安直に過ぎると私は思います。よってこれからは、折に触れてこの問題を考えていくことにしましょう。



オタクを批判したいのか?と問われれば否と答えます。しかし一方で、自分の記事がそのように受け取られる可能性を含んでいることは何となくですが理解できるのです。