
こんなもんが毎日どころか毎秒のレベルで量産されてんだぜ?これでどうして出生率が下がらないことがあろうか、いやない(・∀・)
てかまあマジメに話をするなら、なんか風物詩みたいに「また出生率が下がりましたー!」みたいな記事を見かけるけど、そもそもその要因が解消してないのだから、それって「ナンノセイカモエラレマセンデシター」レベルの定例報告以上の価値を持たないというのが実情である。
まず、出生率低下の背景としては価値観の多様化や娯楽の多様化といった個人化や怠惰だけに帰されることが多いが、それはあまりに社会分析を欠いた無知蒙昧な決めつけと言ってよい。
というのも、バブル時代と比較しての給与停滞とインフレが合わさった経済的苦境、儒教社会的な上昇婚志向と男女共同参画志向の食い合わせの悪さ(女性の年収が上がった上に経済不安もあって相手への希望年収がどんどん上昇し続ける)、お見合いシステムの崩壊と婚活の過剰スペック化(共同体や会社をテコにした紹介や関係性の構築が機能しない以上この特徴が前景化するのは必然)といった具合に、複合的な社会的背景からその傾向が生み出されているのであり、それを個人の感性や価値観の変化だけに求めるのは知的怠惰の極みと言ってよいからだ(ちなみに東アジア圏の出生率低下は韓国・台湾を筆頭に著しく、中国も凄まじい勢いで日本を突き抜けていった。こういった情勢を見ても、ただドメスティックな目線や個人的目線で物事を分析・評価することの危うさはわかりそうなものだ)。
そして、そのような知的怠惰に気付くこともなく、ただスローガンのように「若者よしっかりせよ」と叫び続け、社会変化の手もロクに打たずに「出生率低下」という時報に苛立って怯え続けるのであれば、これほど愚昧なこともないだろう。
・・・などと思いながら、結城蛍を愛でるワイであった(*´ω`*)